イギリス人宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションに出発
2015年12月16日

日本人はすでに10人が宇宙に行っていますが、イギリス人の宇宙飛行士は今回で二人目です。

私たちの地球のまわりは、グルグル回っている金属製の何千個もの人工衛星によって、守られています。これらの人工衛星は、それぞれ重要な役割を持っていて、世界をかけめぐる衛星電話から天気予報までさまざまです。でも、ひとつだけ特別な役割を持つ人工衛星があります。それが、国際宇宙ステーションという人類が作った最大の衛星であり、人々がその中で生活することができるたったひとつの人工衛星です。

国際宇宙ステーションは、たいていISSと呼ばれるのですが、同時に最大で10人までも受け入れることができます。現在、この軌道を回る研究所で活動している宇宙飛行士は6人います。ラッキーなこれら6人の内の一人が、この20年間で初めてのイギリス人ティム・ピーク少佐です。

ちょうど昨日(日本時間12月15日)、ティムさんはソユーズ宇宙船の座席でしっかりとベルトを締め、打ち上げられました。はらはらさせられる8時間の飛行の後、宇宙船は国際宇宙ステーションに到着しました。いくつかの問題が到着と同時に発生し、ドッキングの時は緊張が走りました。しかし、優秀なクルーのおかげで、ティムさんは問題なくISSに笑顔で乗り移りました。

現在、ティムさんはたいへん忙しい仕事をこなしています。これから6か月間におよぶ、重力を発見した有名なイギリス人科学者アイザック・ニュートンにちなんでつけられた「プリンシピア(原理)」という自分の研究テーマに取り組みます。

ティムさんは重要なミッションの一部として、宇宙で血管を太くさせて、脳がストレスの多い環境にどのように慣れていくかを見る、そして新しい種類の金属を作るような、何十もの実験を、地上の研究者のために行う予定です。

ティムさんは、軌道上から地上のロボットを動かすことで、いずれ太陽系を探検するのに役立つ技術もテストします。宇宙飛行士が赤い惑星の火星を周回するあいだ、火星の表面を動くロボットを操作するのに用いられるはずです。

知っ得ダネ

もしあなたが地球上と同じ体型を保つことがむつかしいと思うなら、無重力でフィットネスを続けてみてね。立ったり何かを持ち上げたりすることはまったくないので、フィットネスはむつかしいかも知れません。ティム・ピークさんは、健康でいるために、ISSに搭乗(とうじょう)中は、マラソンと同じ42kmを走る予定だそうです。

この記事はESAからの発表報道によります。

This Space Scoop is based on a Press Release from ESA.
ESA

Kenichiro Takashiba / Friend of Nishi-Harima Astronomical Observatory

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