誰も見なかった大爆発
2013年6月27日

  およそ百年に1回か2回、巨大な核爆弾が私たちの天の川銀河で爆発します。それらは、たった2~3週の間に、私たちの太陽が一生に出すエネルギーと同じくらいのエネルギーを放出します。この強力な爆発を「超新星」といい、恒星がその一生を劇的に終えるときなのです。

  私たちの銀河、「天の川銀河」で最も新しい超新星は、ちょうど百年ちょっと前におこりました。しかし不幸なことに、私たちのひい、ひい、ひい、ひいおじいさん、おばあさん達には、その爆発は地球からとっても遠くはなれたところの厚いガスと宇宙のチリにかくされて、見ることはできませんでした。だから彼らは、このとってもまれな現象を目撃(もくげき)した証人になることはできませんでした。この宇宙のチリが原因で、天文学者のグループが爆発した星の残骸(ざんがい)に出くわすことができたのは、2008年になってからでした。そのようすは写真で見ることができます。

  普通、このような超新星が起こると、その星の物質は宇宙のあらゆる方向に均等に吹きとばされます。そしてあとにはだいたい整った形の対称形の雲が残ります。しかし、この写真ではきれいな形になっていません。この星のほとんどの物質は、写真の上の方へ吹きとばされ、それは今でもまだ、すごいスピードで動いています。これらのことから天文学者たちは、この星は異常に強力で、ぐちゃぐちゃの超新星爆発だと考えています。

  私たちが知るかぎり最後の、天の川銀河でおきた超新星は、百年以上も前のことです。もしも平均百年ぐらいで超新星がおこるとすれば、次の超新星は非常に近いうちにおこるはずです。夜空に目をこらしてみていてください。もしかすると、あなたが次の超新星の第一発見者になるかもしれませんよ。

知っ得ダネ

  20世紀の終わりに、SN1987a という有名な超新星がありました。その爆発はおとなりの銀河(大マゼラン銀河)でおきたのですが、とっても強力だったので、4ヶ月もの間ずっと見え続けていました!

This Space Scoop is based on a Press Release from Chandra X-ray Observatory.
Chandra X-ray Observatory
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