超新星ハンター
2012年8月1日

この新しい銀河の写真をよく見てね。これは、この銀河の、これまでに撮られた写真のなかで最もくわしい写真だからです。写真では、なにもない場所のように見えますが、天文学者は過去30年の間に、この銀河で2つの星の激(はげ)しい爆発現象を見つけました。

巨大な星の爆発は、超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)といいます。宇宙で最もすさまじいできごとであり、数週間または数か月にわたって、見えなくなるまでわずかな間ですが銀河全体よりも明るくなります。この短い期間に、超新星は太陽の一生分と同じくらいの、ものすごいエネルギーを放っています。

この銀河で見つけられた最初の超新星が、南米チリの砂漠に設置された大きい望遠鏡を使い、天文学者によって発見されました。しかしながら、ごく最近の発見は、超新星爆発の発見が好きなベルト・モナードさんという南アフリカ人によって、自分の望遠鏡を使い、2007年になされました。彼は、趣味で超新星を見つけている、世界中にたくさんいる「超新星ハンター」のひとりです。

では、どのようにして超新星を探すのでしょう?まずは望遠鏡で銀河の写真を撮り、それらを以前に撮られた古い写真と比べてみるのです。銀河の中のある部分の明るさがかわっていたら、そこで星が爆発したということです。

知っ得ダネ

2010年の大みそか、カナダのキャサリン・オーロラ・グレイという10才の女の子は、超新星を発見したいちばん若い人になりました。もしかすると、あなたがキャサリンの最年少記録を破ることができるかも知れません。もし、あなたが望遠鏡を持っていなくても、つぎのウェブサイトの写真を使って超新星を捜すことができます:http://www.galaxyzoo.org/

この記事は、ESOからの発表報道によります。

This Space Scoop is based on a Press Release from ESO .
ESO

Kenichiro Takashiba / Friend of Nishi-Harima Astronomical Observatory

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