ゴルディロックスと3つの惑星
2013年6月25日

『ゴルディロックスと3匹のクマ』は、選り好みをする少女の話です。ゴルディロックスという少女は彼女のオートミールが、赤ちゃんクマのように甘すぎるか、おとうさんクマのように塩からすぎるのは好きではありません。彼女は、ベッドが柔らかすぎるか硬すぎるのも好きではありません。彼女は、お母さんクマのように「ちょうど良い」ものが好きです。

この理由から、私たちは星のまわりの水が存在するためにちょうど良い温度の場所を、ゴルディロックス・ゾーンと呼んでいます。これらの場所は、水は凍りますが寒すぎるほどではありませんし、蒸発しますが熱すぎるわけではありません。このような状態は、生命が存在するにはまさにもってこいの状態でもあります! 画像2を見てください;わたしたちの太陽系でゴルディロックス・ゾーンがどこにあるかを青い帯であらわしています。より熱い星では、住みやすい地域は星からより遠くになっていますし、より冷たい星では、より近くになります。

現在、天文学者はわたしたちの太陽の近くにとびぬけた惑星系を発見しました。『グリーゼ667C』と呼ばれている近くの星には、そのまわりを公転している少なくとも6つの惑星があります。これらのうち、3つはぴったりとゴルディロックス・ゾーンに位置しています!これまでは、こんなにたくさんの惑星が、ひとつの星の軌道を回っていて液体の水が存在することができる、なんていうことはありませんでした。私たちがあらゆる星の回りにこの多くのゴルディロックス惑星を見つけることができるならば、私たちが考えていたより、わたしたちの銀河に生命のいる可能性のある惑星の数はもっと大きくなります。そして、エイリアン発見の可能性もあります!

知っ得ダネ

3つの惑星は、グリーゼ667Cにとっては実にマジック・ナンバーです。この星のまわりを回っている3つのゴルディロックス惑星を持っているだけでなく、それが3連星系の一部でもあるからです!もし、その惑星のうちの1つに生命があるならば、その空には別の二つが私たちが見上げる輝く満月に似たようすをイラストで見ることができます!

この記事はESOによります。

This Space Scoop is based on a Press Release from ESO .
ESO

Takashia Kenichiro / friend of Nishiharima Astronomical Observatory

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