南の空のおばけ
2015年8月11日

  この宇宙にうかぶきれいな泡(あわ)は、あやしく光る星のお化け(おばけ)です。宇宙のくらやみの中にあって、ぶきみでしょう?  あなたは星が死ぬとお化けになることを知っていましたか?

  この天体、星のお化けは、もとはといえば、私たちの太陽ととてもよくにた恒星(こうせい)だったのです。このようなお化けは、惑星状(わくせいじょう)星雲といい、死んだ恒星のあとに残ったものからできたのです。

  このうすく光る星雲は、南のふくろう星雲というニックネームがついています。なぜって小さな望遠鏡でのぞくと、ふくろうの顔のように見えるからなんです(信じられないかもしれないけどね!)

  惑星状星雲は、年取って死にそうになった恒星が、その一番外側まで力がおよばなくなり、外側にあるガスが宇宙に漂(ただよ)ってできるのです。それは美しいけれど短命の、宇宙の奇跡(きせき)といえるものです。恒星は数十億年生きることができますが、惑星状星雲の寿命(じゅみょう)は数千年です。

  これらの宇宙のお化けは、宇宙の中で重要な役割を担(にな)っています。これらは宇宙にチリをつくってくれるのです。宇宙のチリには、炭素や酸素などの重要な元素がふくまれています。これらの元素がなかったら、地球上に生命は発生しなかったでしょうし、元素は恒星の内部にしかなかったでしょう。

  恒星が死ぬとき、これらの元素は宇宙に放出(ほうしゅつ)されます。そして新しい恒星や惑星になる、いや、生き物にだってなるかも知れません。私たちのようにね!  かって有名な天文学者のカール・セーガンが言ったように、“私たちは星くずでできている”んです。

知っ得ダネ

  南のふくろう星雲は私たちの太陽と同じような恒星からできました。でも、その恒星はほぼ太陽系の4倍もの大きさにふくれてしまいました!

This Space Scoop is based on a Press Release from ESO.
ESO

この記事は、ESOの記者発表にもとづいています。

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