それでまだじっとしていると思う?
2013年7月4日

おそらく、あなたは今まさにじっとしています。じっとしていると感じているかも知れませんが、実際にはまさにその瞬間、一番速いロケットで宇宙をゆっくりと飛んでいるのです。地球で考えてみて、24時間ごとに一回まわっていますよ。あなたが気づかずにこの場にじっとしている間に時速1500km以上でまわっているということなんです。地球は太陽のまわりを回っているし、太陽系自身は天の川銀河の中心核(かく)まわりにまわっていますよ。こんなに何もかもが動いていても、机の上のコップの水は揺れません。

それだけではありません。あらゆる銀河はまわっています。天の川銀河は2億5千万年ごとに一回まわっています。長いこと天文学者たちは、まわりのガス物質が銀河上に引っ張り込まれて回転するのだと思っていました。今では、銀河がまわりからつまみ食いしているようすを見ることができます。この画像でどう見えるか説明しています。画像の真ん中にある銀河に流れ込んでいるガスの流れが見えますね。

この独得の銀河は、まるであなたのように、がっつり食べて大きく成長します。銀河ができ始めたときにはたくさんのガスがあるのですが、時間と共にたくさんの新しい星を生み出して、ガスを使い果たします。銀河に落ち込んでいるガスの流れは星を作る材料を補給し、銀河をより大きくし明るくしています。

知っ得ダネ

この印象的なできごとを知ることができるのは、はるか遠く離れたすごく明るい銀河中心が、地球から見たとき、新しい星のための食べ物を欲しがっている銀河(「腹ぺこ銀河」)のま後ろにあるからです。つまり、遠くの銀河中心、腹ぺこ銀河、地球がぴったりと一列に並んでいるのです。ですから、遠くの銀河中心からの光は、地球の望遠鏡に届く前に、腹ぺこ銀河の周りにある宇宙塵(宇宙をただようチリ)すべてを通過しなければなりません。そのことで、宇宙をただようチリにスポットライトを当てたかのように、私たちはその詳しい様子を知ることができるのです。

この宇宙の得ダネの記事はESOの発表に基づきます。

This Space Scoop is based on a Press Release from ESO.
ESO

Takashiba Kenichiro / Nishi-Harima Astronomical Observatory

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