銀河帝国
2013年4月3日

  私たちの銀河、天の川銀河は、単に何千億個もの星があつまった巨大な棒渦巻銀河(ぼううずまきぎんが)というだけではありません。それは強力な帝国の中心でもあり、周りをまわっている20以上もの小さな銀河を支配しています。ちょうど地球が周りをまわっている月を支配しているように。写真に見える輝く星と赤や白の強烈なガスは、このような小銀河の一つ、小マゼラン雲という矮小銀河(わいしょうぎんが)です。

  もしもあなたが南半球や赤道付近に住んでいるのなら、暗い夜空に明るいがぼやけた雲が二つあるのに気づいているかもしれません。これらの雲の小さい方が小マゼラン雲で、天の川銀河のいわゆる"衛星銀河"の一つです。それは矮小銀河といい、私たちの銀河よりもはるかに星の数は少ない銀河です。天の川銀河はおよそ3000億個の星でできていますが、小マゼラン星雲はたったの20~30億個です。

  宇宙スケールで考えるとこの銀河は非常に近くにあります。宇宙で最も速いスピードの光速で行けば、地球から20万年かからないで着くでしょう。とても近いとは思えないかもしれませんが、先週の宇宙の特ダネで話題にした銀河の場合は、光速で行っても4700万年もかかるのです! 小マゼラン雲はとても私たちに近いので、遠い銀河では調べることが難しい現象を、天文学者は研究することができます。この写真は、"翼(つばさ)"と呼ばれるところですが、ここには3つの星団があり、天文学者たちは最近、どのように若い星が生まれてくるかを研究しています。

知っ得ダネ

  小マゼラン星雲は天の川銀河とおなじく棒渦巻銀河としてスタートしました。しかし時間がたつにつれ、近くの銀河からの重力は、それを私たちが今日見ている不規則な、わけのわからない形に引っ張ってしまいました。

This Space Scoop is based on a Press Release from Chandra X-ray Observatory.
Chandra X-ray Observatory
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