巨人オリオンの肩(かた)に立つ
2013年1月22日

この写真の中心にある星はベテルギウスです。ベテルギウスは狩人(かりゅうど)である巨人オリオン座の肩に乗っている星の名前です。星座は、星ぼしをつなぎ合わせ、まるでひと筆書きパズルように作られた、物や動物、人間などを夜空にえがいた絵です。オリオン座は北半球の冬の夜空に肉眼で容易に見わけることができ、ベテルギウスはオリオンの有名な3つ星ベルトの左上にあるオレンジ色の星です。できれば、今夜外に出て、あなた自身で探して見てください!

この写真では、ベテルギウスは小さく見えるかもしれませんが、赤色超巨星(せきしょくちょうきょせい)です。太陽より約1000倍大きく、10万倍の明るさでかがやきます。しかし、その印象的な姿は、あるものと引き換えとなるのです。ベテルギウスはものすごい爆発(ばくはつ)という最悪の結果に向かっています。天文学者たちは、この手の爆発を超新星爆発(ちょうしんせい)と呼んでいます。この写真を見てください。すでに星の外側の材料の一部分を失なっているのがわかりますか。

ベテルギウスは、太陽のようなふつうの星でした。しかし、星が年を取るにつれて、それは非常に大きくなって、外側の部分を引きとめられなくなりました。この星の材料は宇宙にふき飛ばされ、この写真で見ることができるゆるいカーブをえがきながら、星の左側へ曲がっています。

写真をよく見ると、左側にへんてこりんな直線が見えます。科学者たちは、この棒状のものは星から完全にはなれていると信じています。ベテルギウスのはげしいかがやきによって照らされた、ガスとチリの暗い雲のはしっこのようなのです。科学者たちのいうことが正しいとすれば、ベテルギウスはやがては、その雲に衝突(しょうとつ)するようです。

知っ得ダネ

遠く離れてはいても、ベテルギウスは地球にとって非常に近くの星になります。いってみれば、ついには超新星爆発をするならば、夜空にうかぶ満月と同じくらい明るくかがやくすばらしい光景になります。

This Space Scoop is based on a Press Release from ESA.
ESA

この記事は、ESA(欧州宇宙機関)からの報道発表によります。

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