写真ぶっこわし星
2013年1月10日

休み中に観光スポットの前でポーズを取っていると、たまに人がカメラの前を歩いて写真を台無しにしたりしますよね。天文学者たちも同じことを経験しましたが、今回は矮小(わいしょう)銀河を写真に取ったのに、その画面に球状星団がかぶさっていました。

しかし、迷惑な観光客とはちがって、球状星団は実際には非常に興味深いものです。球状星団は、銀河をとりまく古い星の集まりです。それは、となりの星から物質を吸う吸血鬼のような星で、たくさんのきみょうな宇宙のようすが見られます。ほかにも、非常に速く回転する小さな星などです。ほんの数秒で数千回も回転します。

この特定の球状星団は、私たちの銀河である天の川を周回しています。それは遠くはなれていますが、夜空にはまだ月くらいの大きさに見えます。この星団の一方の側から出た光が反対側に届くのに120年かかるはずです。

光は世界のどこよりも速く移動するので、この星団は巨大だと言えるでしょう!これは、我々が知っている最大かつ最も明るい球状星団の一つであり、肉眼でも見えます。南半球から、天文学者が最初に写真を取ろうとした矮小銀河である小マゼラン銀河のとなりに見えます。

天文学者たちは、球状星団が今カメラに映りこんでいたので幸運です。エキゾチックな天体のこのきみょうなごちゃ混ぜ状態が、どのように形成されたかを理解するのに役立ちます。

知っ得ダネ

球状星団は、X線でかがやく天体でいっぱいです。X線は、あなたのうでの骨が折れているかどうかをお医者さんが確認するのと同じ放射線です。

This Space Scoop is based on a Press Release from ESO.
ESO

この記事は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)の報道発表によります。

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