なんと大きな眼なんでしょう
2012年3月7日

大きな望遠鏡はたいへん強力で、私たちの目や小さな望遠鏡を使っても見ることができない宇宙の天体を拡大撮影(さつえい)します。でも、天文学者たちが空の広い部分を撮影したい場合、ふつうは小さな望遠鏡を使用します。

天文学者たちは、よく宇宙写真で撮影された部分の大きさについて、その中の天体が夜空にどれくらいの空間を占(し)めるかということを話題にします。夜空は、東西南北、180度の半球のような形をしており、頭上を動いています。そこで、夜空に天体がどれくらいの大きさで見えるかを角度であらわすことになります。分度器を使用して半円形の角度を測定する場合と同じです。たとえば、満月は夜空で約0.5度の角度になります。

ほとんどの大きな望遠鏡は、角度1度の幅(はば)よりもはるかに小さい夜空の場所しか切り取ることができません。これらの小さな領域では、天文学者たちは角度で分(ふん)と呼ばれる別の測定値を使用します。時間の分(ふん)と同じことばですが、ここでは角度の分となります。そして、角度にして1度は60分です。

しかし、VSTと呼ばれる大きな望遠鏡がページの上の新しい写真を撮影しました。これは角度で1度の範囲(はんい)の空のようすです。この望遠鏡は口径2.6メートルと、とっても大きいです。しかし、空の広い部分に数百の銀河をとらえることができました。このような広い範囲を撮影するこの強力な望遠鏡のかくされた秘密は、268メガピクセルという特別なカメラで、高性能なカメラの10倍以上の性能です。

夜空の広い部分をいちどに撮影することができれば、天文学者はまだ発見されていない宇宙の天体を探しやすくなります。

知っ得ダネ

あなたは、手を使って夜空の角度を測定することができます。腕(うで)をいっぱいのばすと、あなたの小指の幅が約1度にあたります。これは満月の2倍以上です。にぎりこぶしの幅が約10度にあたります、おどろきましたか?

This Space Scoop is based on a Press Release from ESO.
ESO

この記事は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)からの報道発表によります。

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